2014年8月10日日曜日

シュタイナー教育的水彩プロセス:色の物語

■シュタイナーは9歳くらいの子どもに「色のお話」を薦めています。
気取りやのリラさんが気取りながら歩いていると、いたずら小僧の赤がやってきて、ちょっかいを出します。そして、控え目の青さんが、絨毯のように落ち着かせてくれます。
このお話を最後だけ少しだけアレンジして描いてみました。
まず、気取りやのリラさんには、ホルベイン社のオペラ色に少しだけウルトラ・マリーンを加えたものを使いました。参考書のユーネマン著鈴木一博訳『シュタイナー学校の芸術教育』では、「薄めたカーマインが使える」とありますが、私はその色に「気取った感じ」は受けません。
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撮影なので、色彩は厳密ではありません。
目安とおかんがえください
シュトックマー社の絵具はシュタイナー学校御用達ですが、シュタイナーがこのテーマを語った1920年にはまだシュトックマー社はありませんでした。ですので、シュトックマー社にこだわる必要はありません。そしてこれは、「気取った感じ」と「リラ」を頼りに、自分で探した結果です。
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そこにいたずら小僧の赤(ヴァーミリオン)がやってきます。
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最後に、控え目な青が絨毯のように柔らかく支え、さらに周囲も落ち着かせてくれます。
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ユーネマン著、鈴木一博訳『シュタイナー学校の芸術教育』より

文書名 _[ユーネマン]シュタイナー学校の芸術教育ocr_ページ_2

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